グループゼミでの発表資料
- グループゼミで久しぶりに研究(論文)紹介をした(2月19日)
- "Linking and Building Ontologies on Linked Data", ISWC 2011
- 英語で発表したかったが,なかなか難しかったので,結局日本語で
- 研究の内容は以下の様な感じ
- RDFでは異なるURIで表現されるリソースが同じものを記述していることを明記するときに "owl:sameAs" を使ってリンクを書くことがある
- インスタンス同士が "owl:sameAs" でリンクされることは徐々に増えつつある.しかし,オントロジレベルにおけるリンクは少ない
- オントロジレベルでクラスが "owl:sameAs" でリンクされることは,Semantic Web における相互運用性(Interoperability)の面で重要なことである
- この研究では,プロパティ(Predicate)とその値(Object)の組合せから,Restriction Class(制約クラス)(=リソースが持つ属性から,性質を定義)を定義する
- Restriction Class の組合せで,異なる2つのデータソースにおける同じような性質をもつインスタンス集合を探す
- ISWC 2012 では,この研究の続きとして,あるソースにおける複数のRestriction Classの結合(Union)が,異なるソースのRestriction Classに対応するデータに対する手法の提案をしている
- "Discovering Concept Coverings in Ontologies of Linked Data Sources", ISWC 2012
- 著者らの発表資料: http://www.isi.edu/integration/slides/parundekar12-iswc-slides.pdf
- 一種の Ontology Matching と考えられるが,実際にはプロパティとその値から定義される性質を持つ仮想的なクラスを導出するので,ちょっと違う
- 出てきた Alignment を,その後にどうデータソースに反映するか(オントロジの改善,構築に役立てるか)というところの議論はあまり無かった
- "Ontology Alignment" という言葉があるようで,日本語でもアラインメントと言えばよかったっぽい("連携"と書いてしまった)